あともう一歩の勇気が出ないとき、自分の背中を押す方法

どうも、勇気の伝道師しんのすけでございやす。

本日は、「勇気」の出し方について伝授します。

葛藤の日々

今でこそ、飄々として毎日を過ごしていますが、昔は葛藤に苛まれる日々を過ごしていました。

独立の決意

私がサラリーマンを辞めて、フリーランスになろうとしたとき、いろいろと考えごとをしていました。

結婚して間もない頃でしたので、家族のこと。将来のこと。老後のこと。。。

しかし最終的には、「今の状態で、いろいろと悩んだり、考えたりしても仕方がない。なにかあったとしても、自分ならなんとかするだろう。考えるのは無駄だ。やってみよう。」と腹を括りました。

安定した会社員の座を捨て、大海原に飛び込んでいこうと決意したのであります。

残り1%

ところが、ここで問題がおきました。

ここまで腹を決めたのに、そのとき勤めていた会社に対して「辞めます」というたったの一言が言えずにいたのです。

フリーランスになるときの、言わば最大の難所であり、気持ちとしては99%決まっているのに残り1%のところで詰まっているような感覚でした。

あと、ほんのちょっと。最後の一歩の勇気が出ず、会社に「辞めます」が言えないまま、もんもんとした日々を送ったことを覚えています。

出勤前に、今日言おうかな。いやでも今日は上司が忙しそうだな。それに今日は経営層が出張でいないし。今日はよしといて、来週言おう、うんそうしよう。。。。などと、自分に言い訳をして、大事な話を先延ばしにしてばかりいました。

運命に身を委ねる

好機、しかし

しかし、その日は、やってきました。
その日は、上司も暇そうな日で、経営層も社内にいました。
言うならタイミングとしては今日しかありません!

しかし...! しかし...!

勇気が出ない。怖くて足がすくむ。

怒られたらどうしよう。ひどい仕打ちをされたらどうしよう。という幼稚な発想もありますが、この一線を越えたら、もう戻ってこれないという重圧が一番強くて、吐きそうでした。

思い切って飛んだとき

私は、自分の決断を運命に委ねることにしました。
決断を下せない自分に変わって、コイントスすることにしたのです。

表(おもて)が出たら、今日辞める、と伝えよう。裏が出たら、またちょっと日を改めるか考えよう...と。

自身の命運を掛けてコインを投げ、床に落ちたコインは...「表(おもて)」でした。

運命は、私に言っている!!
早くサラリーマンを辞めてフリーランスになれ!!と。

雷で打たれたような気分になりました。

私はそのまま、臨時の会議を申し入れ、会社に対して「辞めます」と言うことができました。

自分一人の力では勇気を出せなかった私に、コインは勇気を与えてくれました。
50%の確率というのは頭でわかってるはずですが、そのときは本当に運命だと感じたのです。

元ネタは武井壮のラジオ

このコイントスのアイデアは、もともと自分のオリジナルの発想ではありません。
車の中で流していた武井壮のラジオで、偶然語られてたことにヒントを得たものです。

就活を頑張る若いコ向けに武井が熱く語る「シューカツの王」という番組だったかと思います。

おすすめ本を紹介する流れで、武井壮がマンガ「サンクチュアリ」だと言っていました。その内容についてですが、ググったら、このブログにもその旨の記載がありましたので、一部引用します。

「サンクチュアリ」
ストーリーは、子供の頃ポル・ポト政権下のカンボジアでの動乱に巻き込まれて命からがら帰国した2人が、堕落しきった日本を変えるために表(政治)と裏(ヤクザ)に分かれてそれぞれを助け合いながら上り詰めていく話です。
信念を持った熱い男がたくさん出てきて、思わず胸が熱くなるシーンが満載です。特に印象的なのが、北条彰と浅見千秋の二人が表と裏の役割をジャンケンで決める場面です。芸能人の武井壮さんは、この漫画に影響を受けて、学生の時に将来弁護士になるか、アスリートになるか、サイコロを振って決めたそうです。

上記の話を、ラジオで語ってました。

マンガ「サンクチュアリ」の中でジャンケンによって重要な役割を決めた男たちに感化された武井壮はサイコロでアスリートになることを決意し、それに感化された私はコイントスでフリーランスになりましたw

まとめ

まー、そんなこんなで、最後はコインを投げてまで、怖気づいてた小心を奮い立たせた。というお話でした。

もし、決断できない日々に苛まれ、恐怖心に支配されて足がすくみ、思考停止しそうになったとき、最後の一歩の勇気を出す手段として、このコイントスの方法を試してみてください。

コインを投げられて、裏が出たときは、「もう一度トスする」かどうかはあなたにお任せします。

あなたの前途が多幸でありますように!

余談

事例というわけではないですが、そういえば以前に、ハタチの男の子にこの話をしたことがありました。

去年の夏、その日開催予定の花火大会に、意中の女の子を誘おうかどうしようか、彼は悩んでいました。

他人事なので気軽に「誘ったらええやん」とからかって楽しんでいた私ですが、「いや〜〜、でも〜〜、今ちょうどいいところなんで〜〜、嫌われたらどうしよう〜〜」と、ずっと女々しく悩んでいたのでいい加減飽きて、コイントスの話を紹介して、その場を去りました。

そうするとしばらくして、嬉しそうな顔で彼が「ありがとうございます!」とお礼の報告しに来てくれました。コインの表が出て、勇気を出して誘ったら、デートの約束を取り付けることができたそうです。
恋愛ごとにも応用できると立証されました。
余談でした。