どうも、しんのすけでございやす。
昨日から始めたブログですが、聞くところによると毎日投稿するのが良いとのこと。いつまで続けられるかわかりませんが、できる限りなるべく毎日頑張ってみようかなと思います。
では、早速いきましょう。
フリーランスになる前にやっておくべきこと
フリーランスとして独立を検討されている人から聞かれました。
今のうちに何をやっておけばいいですか?
このように問われたら、いろいろと回答はありますが、ひとまず私は「家計簿をつけてみる」というのをご提案しています。
盲点
エンジニア転職希望の方は、プログラミングや技術の勉強は熱心にされておられますが、見聞きする限りで、若い方はやはり家計簿をつけてないことが多いみたいですね。
家計簿に関してはフリーランス希望という方に限らず、どなたでも参考にしていただけたらと思います。特に春から社会人デビューされたフレッシュマンの方々には、是非試してもらいたいですね。
家計簿ノススメ
小学校から高校、もしくは大学までずっと勉強されてきたのに、ほとんどの人は「お金についての勉強」は全く。というケースが多いです。
経済活動の最小単位が家計であり、自分の幸福感とも直結しています。とても大事なものだとみんな知っているのに、それでも、社会人になっても尚、勉強しない人がほとんどです。
お金の勉強の第一歩。それは家計簿です。まずは、家計簿をつけるところから始めましょう。
家計簿をつける直接的なメリットは以下が挙げられます。
- 現在の家計全体の状況がどうなっているのか把握できる
- 支出の中でバランスの悪い箇所を改善できる
家計簿を分析した上ではじめて、大ナタを振るい生活基盤を大改革したり、無駄な出費を削るなど微調整したりすることによって、マネーセンスを磨いていくことができます。
頭の中でどんぶり勘定
以下にあてはまることはありますか?
- 住んでるアパートの火災保険の請求が来て「あ、そうだった」と思い出す
- クレジットカードの明細書の中で、何に使ったか覚えていない項目がある
- 携帯キャリアの2年縛りなどで契約更新月を忘れていて期日が過ぎてしまった
私たちの脳は、家計の把握ができないような構造になっています。記憶力だけに頼るのはやめましょう。
家計簿をつけたことで変わったこと
ここまで言いますのも、何を隠そう私がお金の管理がかなりずさんで、周りに迷惑をかけた過去があるからです。
私が28歳のときに「このままじゃヤバイ。。変わらなきゃ!」と真剣になって、つけ始めてから5年。今も欠かさず付けてます。もっと早く始めればよかったと後悔しています。
家計簿をつけて何が変わったのか?
まず、安定して貯金できるようになりました。
そして、自分にとっての「要不要を区別できるモノサシ(価値基準)」を得ることができた。と考えています。
おすすめの家計簿の付け方
自己流の方も多いとは思いますが、実は家計簿の付け方にもいろいろと種類があります。
QGS
私もいろいろと試行錯誤しましたが、おすすめは、「マネーセンスカレッジ」にて提唱されている、その名も「QGS」という方法です。
回し者ではありませんが、とても良い方法なので、カンタンにご紹介します。
詳細につきましてはyoutubeがありますので、そちらご覧ください。
難しそうな名称ですが、話はカンタンです。QGSとはQuarter Grid System(4分の1法)の略でして、要するに世帯収入を25%ずつ4分割して、それぞれを以下に割り当てましょう。
- 固定費 (家賃・保険料)
- 変動費 (食費・光熱費など)
- 自己投資 (自分へのおこづかい)
- 貯金
上記が25%ずつの配分というのが理想。ということです。どうです、わかりやすいでしょう?
貯金以外の項目が30%程度に膨れ上がっていたら、バランスがおかしい証拠なので家計見直しが必要であると判断できます。
肝心なのは、収入の75%で生活して、25%は貯金ということですね。
まずは3ヶ月
エクセルでもGoogleスプレッドシートでもよいので、自分の支出項目をすべて洗い出して、QGSに当てはめてみて、現状の家計バランスがどうなっているか試してみてください。
手書きでも構わないのですが、ちょっと項目を増減させたときに自動計算ができないので、できれば表計算ツールがいいですね。
家計簿をこれからつける方は、とりあえず投げ出さずに3ヶ月続けてみてください。そうしないと自分の平均支出などがわかりづらいからです。何事も最初の3ヶ月が一番大変です。3ヶ月継続できたら後々ラクになりますので、最初は習慣化するまで意識して頑張ってみてください。
標準的な家計簿とQGSの違い
標準的な家計簿の場合、以下のような項目になります。(実際、2015年頃に私がつけていた家計簿の項目です)
- 食費・日用品代
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険料
- 医療費
- 被服費
- 趣味娯楽費
- 交通費
- 交際費
- その他
「家計簿は金額ではなく、割合が大事」とよく言われます。私も当初から、月ごとに合計金額と別にパーセンテージも計算して出してました。
ところがこの方法だと...
「水道光熱費」が、先月は6%だったのが、今月は7%だった。 ⇒ だから何やねん
「その他」の項目がなぜか先月より高い。 ⇒ 使途不明
...となって、分析がしにくく、改善策を立てる以前に、改善すべきかどうかの判断ができないという問題があります。
QGSはシンプルに項目は4つだけですし、25%から溢れたら、家計見直し!と、基準が明確な点が強みと言えます。
やってはいけないこと
家計簿つけてるけど、なんとなくつけてるだけ という状態が、一番もったいないです。
以前にも、このようにツイートしていました。
【家計簿】ただ盲目的にレシートを打ち込むだけして、「分析」に時間をかけず意味のないことを繰り返しても、時間が勿体ないと感じます。
また最初はレシートすべてを打ち込むのも良いですが、家計を把握できるようになるといちいちやらなくても良いかと。— しんのすけ (@NeTabase) 2019年4月14日
家計の分析や見直し、または収支が健全な状態かどうかをチェックするために、家計簿をつけるのであって、なんとなくでやってはいけません。
レシートの管理術
レシートの管理方法については、別記事にてまとめました。こちらご参照ください。
フリーランスとして
フリーランスエンジニアというのは個人事業主になりますので、八百屋さんやラーメン屋さんのような自営業者と同じくくりになります。
もちろん帳簿をつけて、確定申告を行う必要もありますので、お金を管理する能力は必須といえるでしょう。
最近では、クラウド会計ソフトを使って帳簿付けもかなりラクできるようになりましたし、税理士さんにすべて経理をお任せするという手段もあります。
そうであっても経営者になるわけですから、事業の舵取りをしていく上で数字を見て経営判断をしていかなければなりません。
独立開業を目指す方には、まずは家計簿を通して、マネーセンスを身につけられることをおすすめ致します。
そうでない方にもご参考になるところがあれば幸いです。